
「ロトと競馬なら、どっちが儲かる?」
「競馬のほうが還元率が高いなら、お金も戻りやすいの?」
同じ予算で楽しむなら、
当たりやすさや、受け取れる金額の違いは気になるところです。
平均的な払戻しの割合を見ると、
JRAの通常の設定払戻率は、
宝くじ全体の当せん金割合を上回っています。
ただし、
宝くじ全体の数字はロト単独の還元率ではなく、
競馬の払戻率も個人の利益を保証する数字ではありません。
この記事では、
ロト6・ロト7・ミニロトと、JRAの中央競馬を対象に、
当選確率・還元率・期待値の違いを比較します。
「当たること」と「儲かること」を分けながら、
自分に合う楽しみ方を確認していきましょう。
ロトと競馬はどっちが儲かる?まずは比較表で確認
まず、
この記事では「儲かる」を、
受取総額が購入総額を上回ることとして考えます。
例えば、
1,000円購入して500円が戻った場合、
当たりがあっても収支はマイナス500円です。
ロトと競馬の基本的な違いを整理すると、
次のようになります。
| 比較項目 | ロト | 競馬〈JRA〉 |
|---|---|---|
| 当たりの決まり方 | 選んだ数字と抽せん数字の一致 | 選んだ馬・組み合わせと着順の一致 |
| 確率の特徴 | 各組み合わせの1等確率は等しい | 馬や組み合わせによって異なる |
| 配当を左右するもの | 発売額・当選口数・繰越金など | 的中した馬券への投票額など |
| 還元率の見方 | 商品・抽せん回などの条件を確認 | 通常の設定払戻率は券種別に70〜80% |
| 主な楽しみ方 | 数字を選び、抽せんを待つ | レースを予想し、観戦する |
※競馬の払戻率は通常時の設定です。
特別な払戻施策などは除きます。
還元率は、
購入に使われたお金のうち、
どの程度が購入者側へ戻る仕組みなのかを見る指標です。
一方、
個人が儲かるかどうかは、
購入した内容と結果によって変わります。
そのため、
「還元率が高いから、自分も利益を出せる」とは限りません。
ロトも同じで、
高額当選の可能性があることと、
利益を出しやすいことは分けて考える必要があります。
ロトと競馬の還元率・期待値を比較
還元率と期待値は、
似た場面で使われますが、
表しているものが異なります。
この記事では、
平均的な受取額を「受取額の期待値」、
そこから購入額を引いたものを「期待収支」と呼びます。
基本的な考え方は、
次のとおりです。
- 受取額の期待値=各結果の受取額×その結果が起こる確率の合計
- 期待収支=受取額の期待値-購入額
ここで大切なのは、
期待値は、実際にその金額を受け取れるという意味ではないことです。
例えば、
受取額の期待値が500円でも、
実際の結果は0円かもしれませんし、
購入額を大きく上回る当たりになるかもしれません。
JRAの券種別払戻率とロトの還元率の見方
JRAでは、
馬券の種類によって通常の設定払戻率が異なります。
| 馬券の種類 | 通常の設定払戻率 |
|---|---|
| 単勝・複勝 | 80% |
| 枠連・馬連・ワイド | 77.5% |
| 馬単・3連複 | 75% |
| 3連単 | 72.5% |
| WIN5 | 70% |
例えば、
単勝・複勝は80%ですが、
3連単は72.5%です。
同じ競馬でも、
選ぶ券種によって払戻しの仕組みに差があります。
ただし、
単勝を買った人全員に、
購入額の80%が戻るわけではありません。
的中した馬券に払戻金が配分されるため、
外れた馬券の受取額は0円です。
一方、
宝くじ公式サイトの令和6年度販売実績では、
販売総額の46.5%が当せん金として示されています。
注意したいのは、
これがジャンボなども含めた、
宝くじ全体の年度実績であることです。
「ロト6もロト7も、毎回の還元率が46.5%」
という意味ではありません。
ロト個別の期待値を考えるには、
各等級の当選確率と当選金、
キャリーオーバーなどの条件を確認する必要があります。
宝くじ全体の実績とJRAの設定払戻率では、
集計対象も数字の性質も異なるため、
条件をそろえたロト単独の比較ではない点を押さえておきましょう。
購入額1,000円で考える受取額と期待収支
割合の違いをイメージするために、
購入額1,000円に対する戻りを計算してみます。
以下は、
それぞれの割合を単純に当てはめた参考例です。
| 比較に使う割合 | 1,000円に対する戻り | 購入額との差 |
|---|---|---|
| 宝くじ全体の年度実績46.5% | 465円相当 | −535円 |
| JRA単勝・複勝の設定80% | 800円相当 | −200円 |
| JRA3連単の設定72.5% | 725円相当 | −275円 |
※宝くじの欄はロト単独の期待値ではありません。
※JRAの欄は購入者全体への払戻しをイメージする計算で、個別の馬券の期待値ではありません。
※税金や予想サービスの料金などは含めていません。
例えば、
払戻率80%なら、
1,000円×80%=800円となります。
購入額との差は、
800円-1,000円=マイナス200円です。
ただし、
1,000円使うたびに800円が返ってくるわけではありません。
また、
競馬で個別の馬券の期待値を考える場合は、
その馬券の的中確率と、的中時の払戻額が必要です。
仮に、
的中確率20%、払戻しが購入額の4倍で固定されるとすると、
1,000円購入した場合の計算は次のようになります。
- 的中時の受取額:4,000円
- 受取額の期待値:4,000円×20%=800円
- 期待収支:800円-1,000円=マイナス200円
これは説明用の仮定であり、
実際の馬券の的中確率を示すものではありません。
競馬では、
的中確率を正確に知ることが難しく、
オッズも購入後に変動することがあります。
払戻率やオッズだけで、
儲かる馬券を判断することはできないのです。
ロトの当選確率と競馬の的中確率はどう違う?
ロトの1等確率は、
選べる数字の組み合わせ数から計算できます。
各組み合わせが等しい確率で抽せんされる前提では、
1口の1等確率は次のとおりです。
| 商品 | 数字の選び方 | 1口の1等当選確率 |
|---|---|---|
| ミニロト | 31個から5個 | 1/169,911 |
| ロト6 | 43個から6個 | 1/6,096,454 |
| ロト7 | 37個から7個 | 1/10,295,472 |
計算式は、
それぞれ「1÷組み合わせ数」です。
例えば、
ロト6なら、
43個から6個を選ぶ組み合わせは6,096,454通りとなります。
選ぶ数字の条件は、
宝くじ公式サイトの各商品案内を参照しています。
一方、
競馬は組み合わせ数だけで、
選んだ馬券の的中確率を決められません。
例えば、
18頭立ての単勝は、
購入候補が18通りあります。
しかし、
どの馬も勝つ確率が18分の1というわけではありません。
馬ごとに能力や状態、
距離・馬場への適性などが異なるためです。
3連単も同様です。
18頭立てで、
同着などを考えない場合、
1〜3着の並びは次のようになります。
18×17×16=4,896通り
この4,896通りは、
あくまで着順の組み合わせ数です。
各組み合わせが同じ確率で起こるわけではないため、
特定の3連単の的中確率を、
そのまま4,896分の1とはいえません。
また、
ロトの1等と競馬の単勝では、
当たったときの受取額も異なります。
「競馬のほうが当たりやすそうだから儲かる」
と判断せず、
受取額と、外れた分も含めた購入総額を合わせて考えましょう。
ロト同士の違いを詳しく知りたい方は、
以下の記事も参考にしてください。
✔ ロト6とミニロトはどっちがおすすめ?当選確率・当選金・買い方を比較
ロトと競馬では予想の仕組みと配当の決まり方が違う
ロトと競馬は、
どちらも予想を楽しめますが、
予想に使う情報の意味が異なります。
ロトでは、
過去の当選数字や、
奇数・偶数の配分などを調べる楽しみがあります。
ただし、
過去によく出た数字だからといって、
次回も当たりやすくなるとは限りません。
特定の1組の数字を選んだ場合の1等確率は、
どの組み合わせでも同じです。
一方、
競馬では過去のレース成績や馬場状態などが、
出走馬を比較する材料になります。
しかし、
有力と考えられる馬に投票が集まれば、
その馬が勝ったときのオッズは低くなります。
勝ちそうな馬を選ぶだけで、
利益を出し続けられるわけではありません。
また、
配当の決まり方にも違いがあります。
ロトでは、
発売額や各等級の当選口数などによって、
当選金が変動します。
ロト6・ロト7では、
キャリーオーバーも当選金に関わります。
ただし、
キャリーオーバーが発生しても、
数字が一致する確率自体は変わりません。
繰越金が増えたことだけを理由に、
必ず購入額以上の期待値になるとも判断できません。
競馬では、
的中した馬券への投票額などをもとに、
払戻金が計算されます。
つまり、
ロトでは「当選数字との一致」、
競馬では「予想した結果とオッズ」を、
それぞれの仕組みに沿って考える必要があります。
予算と楽しみ方で選ぶならロトと競馬のどっち?
数字だけで決めにくい場合は、
どのような時間を楽しみたいかも考えてみましょう。
| 重視すること | 選択肢 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 数字を選んで抽せんを待ちたい | ロト | 自分の組み合わせで参加できる |
| レースを予想・観戦したい | 競馬 | 馬や騎手を比較して楽しめる |
| 億単位の当選金を狙いたい | ロト6・ロト7 | 高額の1等当選金が設定されている |
| 平均的な払戻しの割合を重視したい | JRAの券種別払戻率を確認 | 通常の設定払戻率は70〜80% |
※高額当選の可能性や払戻率の高さは、利益を保証するものではありません。
ロト6・ミニロトは1口200円、
ロト7は1口300円なので、
先に口数を決めると購入額が明確になります。
例えば、
「今回はロト6を5口、1,000円まで」
と決めて、
抽せんまで数字の話を楽しむ方法があります。
競馬なら、
「今日はこのレースだけ、合計1,000円まで」
と、対象レースと購入額を先に決めるとよいでしょう。
注意したいのは、
当たったお金を次の購入に回した場合です。
最初に1,000円使い、
戻った800円をすべて再購入すると、
総購入額は1,800円になります。
最初に用意した金額だけでなく、
買い直した分も含めて収支を確認することが大切です。
ロトの種類で迷う方は、
以下の記事で特徴を比較できます。
✔ ロト6とロト7はどっちがおすすめ?当選確率・当選金・買い方を比較
また、
ロトを楽しみたいものの、
「毎回の数字選びに迷う」という方もいるでしょう。
そのような場合は、
ロト予想サービス参考にする方法もあります。
ここでは、
選び方の異なる3つのロト予想サービスを紹介します。
宝くじ予想のヤナギ塾
「自分で数字を選ぶより、経験のある人の予想を参考にしたい」
そんな方に向いているのが、宝くじ予想のヤナギ塾です。
塾長・柳氏が自ら数字を選定し、
完成した買い目をそのまま受け取れるのが特徴です。
AIや統計データを中心とした分析ではなく、
これまでの経験や独自の感覚を重視しています。
数字選びに時間をかけず、
誰かの予想を参考に購入したい方に向いています。
ロト統計ラボ
過去のデータを参考にしながら、
ロトの数字を選びたい方にはロト統計ラボがあります。
ロト6・ロト7・ミニロトなどを対象に、
過去の当選結果から数字の出現傾向などを分析しています。
分析結果を確認するだけでなく、
実際の購入を想定した買い目候補も提示されます。
そのため、
「データは気になるけれど、自分で数字を組み合わせるのは面倒」
という方でも利用しやすいサービスです。
感覚だけで数字を選ぶのではなく、
過去データを判断材料にしたい方に向いています。
山王ロトシステムズ
数字選びだけでなく、
AIやデータ分析を活用した予想を参考にしたい方には、山王ロトシステムズがあります。
独自の分析ロジックから予想数字を算出し、
購入候補となる数字を確認できるのが特徴です。
また、LINEを利用して情報を受け取れるため、
スマートフォンから手軽にチェックできます。
「自分で膨大なデータを調べるのは難しいけれど、
数字を選ぶときには分析結果を参考にしたい」
という方に向いているサービスです。
予想サービスは、
数字選びの手間を減らしたり、
選び方の参考を得たりするための選択肢です。
有料情報を購入する場合は、
情報料と宝くじ代を合わせて予算を決め、
料金や提供条件を確認してから利用しましょう。
まとめ|還元率の高さと実際に儲かることは分けて考えよう
ロトと競馬を比較するときは、
次の3つを分けて考えることが大切です。
- 当選・的中確率:当たりが起こる可能性
- 還元率・払戻率:購入額に対して購入者側へ戻る割合
- 収支:受取総額から購入総額などを差し引いた結果
JRAの通常の設定払戻率は70〜80%で、
宝くじ全体の年度実績である当せん金割合46.5%を上回っています。
ただし、
これはロト単独と条件をそろえた比較ではなく、
個人が利益を出せる確率を示す数字でもありません。
ロトは、
数字を選んで抽せんを待つ楽しさがあります。
競馬は、
出走馬を比較し、
レースの展開を予想・観戦する楽しさがあります。
儲かるかどうかへの期待だけで購入額を増やさず、
自分に合う楽しみ方と予算を先に決めておきましょう。

